にっせん奮闘記

新任の小学校教諭です!日々の学びを記録していきます!

2年目の読書術「主体読み」〜知識の断捨離〜


 みなさんは本をどのように読んでいますか。私は、集中力が持続しないので、ただ本を読むというのは結構な苦痛を伴います。こんな読み方がおすすめだよというものがあれば、ぜひ教えてください。

 そんな私でも結構頑張って、自分なりには本を読むようになりました。そうすると、以前はすべての情報が目から鱗だったのですが、今では「ああ、なんかこれ前もどこかで聞いたな」といった情報も増えてきました。なので、本棚を軽くするためにも、「主体読み」という読書術を実践しています。

 今回ご紹介する主体読みの大きな特徴は

「必ず項目ごとに立ち止まって内容を評価する」

というところにあります。

 それでは早速紹介します。 今回は私の大好きな那須先生が私の大好きな東洋館出版社から出している「資質能力と学びのメカニズム」で解説していきます。

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 まずは各ご家庭に一つはあるフォレスタネットの付箋を用意してください。(普通の小さめの付箋で構いません。)

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 適当に「知っている」「これ使えそう」「ようわからん」の3色を決めます。

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 そうしたら、目次の項目に従って読んでいきます。一つの項目を読み終えた時に、知っている内容ならその色の付箋を貼ります。

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 もし、この情報は何かに使えそうだぞと思ったらその部分に印をつけて、ページからはみ出るように付箋を貼ります。これはイメージしやすいのではないかと思います。

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 主体読みで提案したいのは、前者の「既有知識を自覚する」という所にあります。知っている情報なのか、使えそうな情報なのか、それともよくわからない情報なのか、項目ごとに立ち止まって必ず何かしらの評価を行うことで、より主体的に情報を取り込むことができます。意外と、知っているの付箋をつけるのは勇気がいりますが、あえて自信をもって「知っている」の付箋を貼ることで知識がインプットされるのかもしれません。

 最後に、目次で振り返りを行います。知っているを貼った項目には☑️使えそうを貼った項目には⭕️をつけます。そうすることで、この本にはいったい何が書かれているのか、目次を見ただけで思い出すことができます。

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 この読み方をすることによって、自分は何がわかっていて、この本からどんな知識を得ることができたのかを認知することができます。もし、この冬休みにやってみたという方はぜひご感想をいただけると嬉しいです。

 それでは、みなさん良いお年を〜😄