にっせん奮闘記

新任の小学校教諭です!日々の学びを記録していきます!

「師」と名前のつく職業

先日知り合いの友人Aの、カットモデルになった。

また、帰省がてら医学部5年生の友人Bの家に泊まりながら話をした。

 

美容師と医師と教師。いろんな話をして行く中で、師と名の付く職業はかなり似ている点があるのではないかと思った。

教師はその腕で、教え子を成長させることを仕事としている。

医師はその腕で、患者の病気や怪我を治すことを仕事としている。

美容師はその腕で、客をおしゃれにすることを仕事としている。

他にも、

漫才師はその腕で、客を笑わせることを仕事としているし、

マッサージ師もその腕で、客を癒すことを仕事としている。

師と付く職業は、技術で人をどうにかすることを仕事としている。つまり、「技術」が必要なのだ。

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また、教え子によっては発達や性格も違うだろうし、

患者によっては津軽弁を話してくるだろうし、

客によって髪質が違ったり、センスが違ったり、

笑いのツボが違ったり、好みの嬢が違ったりする。

人をどうのこうのする以上、そこには一人一人や、その場面状況で違ったアプローチが必要となる。ここには間違いなく「経験」が必要になる。

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私は採用試験に志願し、望んで教員になった。そのくせ、辛い辛いと嘆いている。これは他の「師」を持つ職業の人に失礼なのではないかと思わされた。

 

美容師Aは現在4年目にして、「アシスタント」という位置にいる。

毎日仕事が終わってから終電まで、カットの練習をしている。自主的に。私のカットには2時間くらいかかった。髪質に合わないスタイルを興味本位で選んでしまったことを本気で申し訳なく思っている。笑

彼女は4月からようやくカット練習をし始めたらしく、早く一人前になりたいとの思いで、必死に頑張っている。

 

医学生Bは今実習で様々な科を回っているらしい。いきなり授業するのも緊張するものだが、いきなり生身の人間にカテーテルを突っ込むのはその比じゃなく緊張するだろう。また、後がつかえている中で、津軽弁を使いこなす患者から、必要な情報だけを抜き取り、時間内に診断と処方を決めるのもかなり大変なことだ。

 

美容師はアシスタントとして経験を積む、いわゆる修行の期間がある。医師も6年間の大学に加え、研修医という制度がある。師という職業は修行を積まなければなれない職業だと思った。それもそのはず、冒頭で記したように、「技術」と「経験」が必要なのだ。マッサはわからないけど。

 

教師はどうだろう。私は後ろでベテランの先生がついてくださっているが、自分の学級だから好きにしろと言ってくださる。こんなの他の業種にあるか??

私は今の担任を持たせてもらっている地位に甘んじて、辛い辛い言っていないか?自分が頑張った分全て跳ね返ってっくる、こんなの最高の環境じゃないか?

 

初任研で同じ部屋になった人は、すでに何年か講師経験があり、担任はまだ持ったことがないと言っていた。早く持ちたいと。我々はいかに最初から与えられた存在なのだろうかと。A‪さんも初年度はは副担任にしたほうがいいと言っていた。そこで、色々学びながら、早く担任を持ってみたいという飢餓感をむくむくと育てていけば、壁にぶち当たっても突きやぶれるのではないだろうかと私も思う。

今、飢餓感に満ちている教員アカウントがTwitter上にたくさんある。

正規じゃないのに、自信を持って発信して、watchaに登壇する二年目、

https://twitter.com/Yoyyoyoyoyo812

学生なのに色んな人を誘ってwatchaを企画するやつ。

https://twitter.com/Myu05854938

本当にすげえなって思う。教員だけじゃなく、色んな若い奴から刺激を受けた夏。この恵まれた環境の中、自分には何ができるのだろうか。経験と技術を磨きながら、クラスの子に還元していくためには。