000妄想!東北再興戦略
今週末初任研の研究授業があり、ひいひい言っている中だが、興味のあるツイートがあったため、どうでもいいブログを書いてみる。
いま、NHKで秋田県のことをやっている。
— T先生 (@mechosense) 2018年6月2日
人口減少とあって、学力で「秋田に習へ」と全国から視察がある反面、育った若者が他の都道府県へ出てしまうとのこと。
だから、道徳で「郷土愛」とか言われるんだろうなあ。
一口に郷土愛と言っても、もちろん学校だけで育てるものではない。
この大問題。自分は中学の時、冗談で町長やったらええやんと言われてから本気で考えている。自分の町は中卒の方が町長をやっていたため、俺もなれるんじゃね?と安易に考えた笑
そこから今まで、7年間ずっと地方再生を考えている。
やばい、タイトルとか諸々怒られそう。
怒られたら消そう。あくまで、リスペクト。
友達にこんなことを話すと気持ち悪がられるため、誰にも話したことがないことをここに書いていく。
まず、何かを有名にして、人を呼ぼうという考えに関して。今のクールジャパンの政策に通ずるものがあるが、観光産業はそこまで持続しない。特に、現地にいる人が、いいところだからおいでと言ったところで、人は動かない。俺いいやつだからホテル行こうよって誘うようなもんである。無理に決まっている。行きたいと思わせる必要感を生む必要がある。東京はイケメンだから、何もしなくてもホテルに行ける。お金も仕事も人もいるのだから、それを活用しようとして、人が集まるのは当たり前。仮に、他の人がプレゼンをして、一時的に観光地化しても長くは続かない。某連続テレビ小説のロケ地となり賑わったが、もうみんな忘れているだろう。合コンでワンナイトお持ち帰りしたくらいのもんだ。
あと、若者の流出が止まらないと嘆いたってしょうがない。郷土愛だけでは生きていけない。つか、地元が嫌いで東京に出てくるやつなんてそんなにいない。もう吉幾三の時代ではない。
じゃあなぜ、地方があるのだろうか。なぜへんぴなところにも人が住み着くのだろうか。そこにはやはり必要感があったのではないだろうか。住んでいたところを追われて、逃げてきた。住んでいるところでは、土地が足りなくなって移ってきた。様々な理由があるにせよ、仕方なく移ってきた土地で上手く発展してきたわけだ。
そこで、自分なりに東北再興戦略を立ててみた。まず、道州制を導入すべきだ。現在の政策はあくまで日本として発展するためのものである。地方再生なんて、クラスの中での特別支援程度のものであり、日本という大きな集団を発展させる中では限界がある。そこで、東北州という特別支援学級にして、東北の長所を最大限に活かすための政策を打ち出していく。
例えば、北海道と共同で、農作物や海産物を東北や北海道以外に売る場合には関税を取るようにする。現在では主食の多様性により、多少米が高くなっても大丈夫だろう。そして、余った需要を海外に向ける。逆に、東北州内での物価を下げることで、東北に住めばとりあえず食うものには困らないようにする。贅沢な娯楽は少なくても、最低限の住まいと食が確保できるなら、(土地の安さはすでに圧倒的だから)東北に住みたくなる人も多いはずだ。今は在宅でも稼げる事がたくさんあり、その人たちが生活拠点を東北にしたいと思えるようにしていくのだ。日本の中での新興国のような位置付けを東北に持ってくる。
しかし、そのような東北ファーストの制度は日本を成長させるという視点で見ると邪魔でしかない。だから、きっと道州制は導入されないし、地方分権は東京が得をするレベルでしか進まないのだ。
と、高校の時に考えていたな〜って思い出した。自分で書いていて恥ずかしくなる。笑
妻は秋田出身です。「秋田の教育素晴らしい!」的なものを見かける度に、「秋田の自殺率全国1なんだよ?本当に学力が1番なのが素晴らしいのかね?」的な事を言っています。毎回考えさせられます。
— とあるT (@toaruteacher) 2018年6月2日
因果関係は無いと思う。しかし、とても大切な着眼点。だって地方衰退は個人を教育してどうにかなるレベルでは無いのだから。では我々は何のために教育をおこなっているのだろうか。学力が高くなると、経済が発展するとはいいきれない。経済が発展していたら学力は高くなるかもしれないが。
今日は久しぶりにロックを聴きたい気分になった。結局どうしようもない。地方は衰退していく。間違いない。